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2015年から2016年にかけての1年間
正直、私は確かな記憶を持たない。
だけど、その時期から6年経った今
あの1年間が私に残したものを
しみじみ感じる日々を過ごしている。
それが野鳥。
それは当時から今まで
いつも私に添ってくれている。
6年前…ぼんやりと庭を眺めたり
川沿いの遊歩道を下を向いて歩いたりしながら
見るともなく鳥を眺めるようになっていた。
あの頃、何を食べていたのかな
そんな毎日の中で
「いつも見るあの鳥の名前は?」
「鳥には夏鳥、冬鳥がいるんだ・・・」
と思うようになってきた。
「好奇心」が私の魂を少しずつ現実に戻したらしい。
そのずっと前から羊毛フェルトで小物を作っていた。
だけど、その空白時期の後は
鳥しか作る気にならなくなった。
手仕事をしている時間以外は
カメラを手に散歩に出かけるようになり
それは今も変わらず続けている。
そして、これまでのような
「カワセミ見ました!」
「アオサギいました!」
という証拠写真的なものではなく
もう少し物語を感じる写真を撮ってみたくなり
清水の舞台から飛び降りる覚悟で
新たな散歩の相棒を手に入れた。
さて、今年はこいつを担いで出歩くぞ。
と言っても、家の近所だとは思うけど。
付属のカメラレンズケースの上をちょんぎって
カメラを装備した状態で持ち歩ける
カメラケースを作りました。
何年かぶりに頑張りたいことが出来た。
東日本大震災から10年。
あの日あの時も、私は2日後のイベントに向けて
作家さんに手伝ってもらいながらチラシ作りや値付け作業をしていた。
10年の間に私を取り巻く人や物、住んでる場所
なんなら自分自身の中身も全く違ったものになったけど
やってることは笑えるほどにひとつも変わってない。
次の10年後も変わっていなかったら自分を褒めたい。
昨年があっという間に過ぎすぎて
誕生日の翌日の朝。つまり今。
うまうま(⌒∇⌒)
昨日の朝ご飯はこちら。
さらに前日に開催された八王子手仕事アートマーケットで購入したもの多し。
顔見知りの方が厳選した豆を焙煎している豆をゴリゴリと手で挽いて
これ以上ないくらい丁寧にハンドドリップしたコーヒー。
マーケットで必ず購入するシフォンケーキ屋さんのお気に入りケーキ。
さらに言えば、カップも大好きな作家さんの作品。
あー、もっと言えばヤカンもポットマットもお気に入りのもの。
豊かだなぁ…と感じる。
…と感じたものだから、満足しちゃったから
その数分後に夫が「何か欲しいものは?行きたいところは?」
と訊いてくれたんだけれど、ひとつも思い浮かばなかった。
「ん〜…なにもないや」というのが私の返事。
夫が残念そうにしているので
「この朝ごはんで満足しちゃった。
誰かが大切に思いを込めて作ったものに囲まれて
一つ一つに意識を向けてみるとありがたくてたまらない」
お天気も良く、今のところ家族親族みんな元気で
土曜日にはいつものマーケットでいつもの仲間に年末の挨拶ができて
他に望むことは本当に何もないな〜。
ひとつだけ願いはあるけど、それは絶対にかなわない事だから。
絶対にかなわないということを本当にわかるまで5年かかったけど。
夜には故郷の母からいつものケーキが届いた。
子どものころから好きだった栗の実の入ったカスタードパイ。
何十年たっても、誕生日には母が送ってくれる。
私は自分で作った甘酒や塩麴をかき混ぜたりすくったりするのに使うつもり。
そして、今日は「ふたご座流星群」の日。
いつものように夜更けにベランダに出ようとしたら
子猫が「寒いから出るな」とにゃーにゃ―いうのであきらめました。
和歌山からの星空ライブを眺めながら
「あー、流れた」「OH!」「great!」というような
あちこちの国の言葉が流れ星を絶賛するのを聞いて
世界が平和でありますように…なんてことを願いながら
眠りについた誕生日の1日でありました。
全てにおいて「ありがたや、ありがたや…」という感じです。
義母は元々とても器用な人。(さすが夫の母)
ずっとレース編みなどしていたらしいのですが
私と夫が結婚して以来、パッチワークにハマっていて
以前はよくうちに来て一緒にやったりしました。
今も時々小さいものを作ってはお店に置いていってくれます。
その縫い合わせのきっちりさ、キルティングの丁寧さ
「手を抜かない」ってこういう事だなーと尊敬してしまいます。
その義母ともお正月以来会えずにいます。
たまーにお弁当を届けたりする程度しか何も出来ないんですが
いろいろ不便はあるだろうに「元気だよー」と言ってくれて
それだけでも本当に感謝、、、全くもう!コロナめ!
そして、昨日夫がまたお弁当を届けた時に持ち帰ったのがこれ!
(昨日は千秋楽が見たくて夫に一任したというダメ嫁w)
義母が完全なる引きこもり生活の中で縫い上げた作品の数々。
凄くないですかーーー!?
「半年もあったのにこれしか出来なかった」
なんて言うんですが、だって85歳ですよ。
あーもう、叶わないなって思いつつ
こういうおばあちゃんになりたいって思うのでした。
昨日よだかの話を書いたのは、これから書くことの前振り。
今年の夏、私は故郷の八戸で鳥グッズに特化したイベント
「バードフェス」に羊毛フェルトの小鳥たちを連れて飛び入り参加した。
そもそもが大きなイベントに委託の形で作品を並べていただく事自体初めて。
実にいろいろなことを考えたし、気づきの多いイベント参加となった。
そんな中でひとつ、とても嬉しくかつ残念だった事がある。
私の作品の中には当然「よだか」がある。
でもそれはなかなかお迎え先に恵まれない。
いろんな方によだかの星を伝えるきっかけにはなったけれど。
そのよだかが、生まれた八王子からは遠く離れた八戸市で
どなたかのところにお迎えいただいたのだ。
私は、イベント主催&お会計をしていた「ことりカフェ」のKさんに
宮沢賢治が好きな事、だからよだかを作る事などをざっとは話していた。
だから、その日よだかマスコットを手にしたお客様が
「これを作られた方は宮沢賢治がお好きなんですか?」と尋ねられた事や
同時にカワセミのストラップもお求めになった事を
特別なこととして私に教えてくださった。
それを聞いた時の正直な感想は
「そのお客様にお会いしたかった―――」
普段は自分がお店番に立つ売り方をしてるから
私の鳥LOVEの始まりはどこだろう?
答えは明らか。宮沢賢治の「よだかの星」だ。
ブログに対して完ぺき主義なところがある。
年の初め、やはり今年の自分のやり方について色々と考えます。
昨年までとの大きな違いは、今年から出張教室がなくなること。
その分、アトリエに居る時間が長くなることはもちろん
見本作り、レッスンキット作りなどにかけていた時間が空きます。
そこで、もう何年もお金だけ払って借りっぱなしになっている
ネットショップの運営に時間を回せるかなーとか。
何年もの間、SNS頼りになっていた新作お披露目なども
出来るだけブログアップの形で行きたいんだけどなーとか。
(というか厳密にはブログ書いてるんだけどSNSに紐づけするのを忘れること多し)
その辺からボチボチとやっていきたいと思っています。
年末年始のお休み中は羊毛の小鳥作りばかりしていましたが
明日、明後日はミシン仕事初めもしたいと思います。
1月7日から通常営業、よろしくお願いします。
ちなみに本日の新作はキーホルダーサイズのメジロちゃん3羽。
涙は流さないと溜まるんだよってよく聞くけれど
涙がたまると素直じゃなくなるし後悔ばかり増えるし、その結果人を恨んだりもする。
2011年9月。私が富士森の手仕事アートマーケットに初めて出た月。その時から常に同じ場所で同じ空気を味わっていたアトリエEbonさんの訃報。悲しい。寂しい。いつもそこにいるのが当たり前だったから。「コマおじさん」はいつも子どもに囲まれていた。
うちの夫が漆器を富士森で販売するようになってからは夫とよく話しているのを見かけた。木の種類、性質の話を教えてくださったり、夫は漆の塗り方や道具の事をを伝えたりしていたらしい。夫もショックな様だ。
数年前に買ったEbonさんの菓子鉢がうちにある。桜だったかなー?縁に皮が残った状態で鉢型にくり抜いたもの。
実はある日突然パカーンと縦にヒビが入ってしまったのだけど、夫が漆でそのヒビを埋めてくれたから今も大切に使っている。
いろんな種類の木でいろんなものを作る方だった。目の前の木の木目や外皮をどう生かすか、どんな器(おもちゃ)にするのがいいだろうかといつも挑戦をし続けているように感じた。本当にいろんなものが並んでいたなぁー。
Ebonさん、この菓子鉢、大切に使い続けるよ。そして見る度にたくさんの子供に囲まれてコマ回しているEbonさんの事を思い出すよ。
合掌(泣)
今日はとても久しぶりに遠出しました。
東京スカイツリーの真下まで。
私の憧れのお店が閉店すると聞きいてもたってもいられず。。。
coneruさん。
いつか行ける〜とずっと思っていて
だから、お店がなくなるなんて…
本当に、本当にショックだったんです。
「自分のお店を持ちたい」という気持ちが強くなったころ
ネットでいろいろなショップを見て歩いていました。
Coneruさんはそのひとつ。
民家のような借り家をお店にしちゃうという
ひとつの方法を提示してくれたのもConeruさん。
オリジナルのConeru人形が人気者で
オリジナルって大切だなぁ〜と教えてくれたのもConeruさん。
いつか絶対Coneruちゃんを買いに行きたいと思っていました。
やっと重い腰を上げたのが閉店の数日前だなんて。
何から何まで素敵です。
店主さんも本当に柔らかい方。
不躾な私の質問にも丁寧に答えてくれて。
だけど、お話しできたのは本当によかったな。