梅を想う日
昨日、今日は何となく春を待つ気持ちの高まった二日間でした。気候のせいでもあるし、昨年漬けた梅干しが最後のひと瓶分になったからという理由もあるように思います。
春待つ気持ちは梅の木へ集中。ツボミがいっぱいの木の下に落ちている枝を集めて染めてみました。
鍋に入る程度に折ったり割ったり。
きれいに洗った後、大鍋に入れてグツグツ。
濾した染液はこんな。この梅は白梅なのに枝にはしっかり「赤」を抱えていて不思議だなーって思います。
今回の素材はシルクのハンカチ2枚、スカーフ1枚、木綿の晒(豆乳で濃染処理済)、羊毛です。
1時間後。素材によって染まり方や濃さが違うのはいつもの事だけど梅ちゃんは木綿になかなか入ってくれない。シルクは一回染めてミョウバン媒染して仕上げとしましたが、晒だけ媒染後にもう一度15分ほどグツグツしました。
そして完成。とても柔らかい肌色に近いみかん色。
ミョウバン媒染はどうしても黄色が濃くなる気がします。今度は草木灰とか何か違う媒染でもう少しピンク色を引き出してみたいな。
3月にみなみ野「創研」さんで草木染めワークショプの予定があります。梅にしようかな。時期的にはヨモギのつもりなんだけど。もう少し迷うことにします。